このステップでは、Step2で塗った仮影を参考にしながら、Step3同様に
服装の影を塗っていきます。
鉛筆ツールとぼかしツール(Photoshopの場合はブラシと消しゴム)で、やはりクリッピングしたレイヤー上に塗っていきます。
服のシワは消え際をぼかすと綺麗です。ブラウスは生地が薄いので、鋭い尖らせるところと柔らかくぼかすところの区別をつけると良いです。
ブラウス塗り完成。ブレザーの1影を塗った状態です。ブレザーの2影まで塗りました。服装の2影についてもStep3と同じように、あまりやり過ぎないのがコツです。袖のラインレイヤーを追加して塗りました。袖のライン影レイヤーを追加して塗りました。ブレザーの袖のラインについては、ラインのレイヤーと、ライン影のレイヤーを別に作っていますね。
スカートは今回力を入れるポイントとして少し応用的な塗り方をしています。落ち影、1影に加えて、
「乗算で入れる影」「1.5影」のレイヤーを追加しています。かわりに2影は入れる箇所がありませんでした。
影がやや目立つようになっていますが、これは後でスカートにチェック柄を入れるため、影がある程度強くないと柄に埋もれて影がわかりにくくなるのであえて濃いめに塗っています。
スカートを塗りました。レイヤー構成は「ベース(下塗り)」「1影」「乗算影」「1.5影」です。いい感じになればおkです。次はスカートのチェック模様を塗ります、これは頑張って自力で一つ一つやります…。
残念ながら近道はありませんでした。この絵の場合、コピペは使えませんでしたし。
絵によっては模様はテクスチャ素材で済ませる事もありますが(例えば着物の柄など)、この絵の場合は自力で描く以外に良い感じにする方法がなかったのです。
チェック縦追加。チェック横追加。金ライン縦追加。金ライン横追加。チェック模様はパスツールで線を描く方法もありますが、鉛筆(Photoshopだとブラシ)ツールで描くのとたいして労力が変わらないのと、せっかく柔らかく描いたスカートが固く見えてしまうので、今回は手を動かしてざくざく描いています。
もしパスで描いた場合は、あとから手でなじませるように微調整を加えるといいと思います。
靴下は脚と同じように塗っているだけです。
これで服彩色完成です♪服の模様が塗り終わりました。次のステップでは髪を塗っていきます。